主人側の本家のお嫁さん(76歳)が亡くなったとのこと、急遽お葬式に行くことになりました。韓国のお葬式は初めてでしたが、日本と違う点も多くご紹介させて頂こうと思います。
韓国では
「三日葬」が普通で、三日間続けて行われます。
二泊三日、遺族や弔問客は故人の側で過ごします。
(夜に亡くなった場合は、日付が変わるまでを一日と数えます。)
叔母さんは夜亡くなったので、翌日(2日目)に行きました。
まず、驚いたのは
お葬式場が病院の敷地にあるということです。
もし私が病気で入院して、中にお葬式場があったらちょっと悲しいなと思うのですが。。
到着後、入り口で香典を渡したあと、棺の前で、故人へ韓国式のお辞儀を2回します。
その際
悲しみを表すために「アイゴーアイゴー」と大きな泣き声を出します。
テレビで韓国のお葬式を見ると、大きな声で泣いている人をよく見かけますが、勿論本当に悲しいのもありますが、遺族の礼儀としてでもあるのです。
その後は弔問客は奥の広間で、飲んで食べて騒ぎます。
遺族の悲しみをまぎらわせる為です。そうしてお葬式(宴会)は明け方まで続きます
遺族側の私は、反対に弔問客に食事やお酒を振る舞います。(食事は病院側が提供)
夜1時位までは人の出入りも多く常時200人位は広間にいますし、明け方まで続きます。
ですから控え室で仮眠を取りながら交代で接待します。
出発前から旦那に「寝れないよ。大変だよ。」と脅されていましたが、
今回は本家を除くお嫁さん達は1時位に家に戻って寝ることができました。
ちなみに、服装は、弔問客は、男性は黒スーツ女性も黒の上下(黒色であればなんでもいいみたいです。)。そして弔問客を迎える遺族側は男性:
黒スーツに頭に黄色の縦に長い帽子をかぶり、結婚していない男性は腰に黄色のひもを巻きます。女性:黒のチマチョゴリか黒スーツでした。
伝統的な服装は
「麻布の喪服にずきん」で、”今までの親不孝お許して下さい。””これからは質素に生きます。”という意味で粗末な服を着ます。
明日(3日目)はいよいよ出棺です。土葬です。朝7時に出棺するので、その前に朝ごはんを弔問客に振舞う為私は5時30分に行かなければ。3日目の様子はまた後ほど。。